フックを細軸にした場合、合わせるリングにも気を配りたいもの。
このリングも素晴らしいのです。平打ちで通常の丸線リングと比べても同じ番手でコンパクトになっているのがお分かり頂けるでしょう。そして平打ちにすることによって1番リングで20ｌｂと強度も破格的に上がっています。さらに同強度であれば重量も20％近く軽く、繊細な小型ミノーの泳ぎを妨げません。

切断面はインナーカットになっており、極小番手でも装着がしやすくなっているなど、アングラーの痒いところへ手が届くような素晴らしい気配りを施されており、スプリットリングでここまでやるかと思えるほどほぼ変態レベルに凝った作りなのです。

リング番手の使い分けも様々有ります。トゥイッチなどキレを良くしたい時やショートボディに少し大きめフックを付けるときなどは00番や0番を。また逆にシュガーミノースリムなど細身で長目のフローティングミノーをライジングメソッドで使いたいときなどは、フック番手を上げると共にリングも1番にすることによってスローな浮き上がりを演出できます。