一見、昔ながらの鮎針のような風貌。バスデイからハゼクラ用として発売された「はぜ早掛」だが、ハゼに限らず、実はライトゲームに革命を起こしかねない逸材でもある。ベースとなっているのは、バーブレス+極細の鮎掛け針。それを3本束ねてトレブル化し、14番相当というライトゲームにぴったりなサイズ感で仕上げている。
ワイヤー径は一般的な中軸トレブルの半分以下。つまり、触れるだけで刺さる。これを港湾のメバルやアジ、カサゴ相手に使えば…「こんなにバイトされてたのか!」と誰もが驚かされる。しかも驚くべきは、その強度と貫通力のバランス。知久氏の実釣では、なんとこのフックで70cmオーバーのシーバスすらキャッチしている。極細でも、しっかり掛けて離さない。これが“鮎掛け三又”の本気だ。