メバリングのフィッシュライクなパターンにおいて、そのコーリングパワーに並々ならぬ実力を持つプラグだ。
某日のビッグプラグメバリングロケ時のことだが、シーズナルパターンに反してメバルのレンジはとても深かった。船長が示す魚群探知機に映るメバルの反応は５ｍ〜７ｍと深く、まるでシーズン初期の低水温期のようだった。

しかしこんな状況であるにも関わらず、メバリングではほとんど用いられていないとあるプラグがシーンを一変させたのだ。

このエリアにおいて実績のある水面直下系プラグのどれを投げても反応が得られず「サーフェスゲーム」を続けることを半ば諦め気味になって居た中、二人のアングラーがステルスペッパーをキャストしてリトリーブし、水面直下でその特有で軽やかなシャラシャラサウンドを奏で続けていると、ナントメバルたちが一気に浮き上がってきた。 そして驚いた事に数分もする内にメバルたちにスイッチが入り、猛烈な連発モードへと突入したのだった。
何より驚いたのは、船長に言われて再度覗き込んだ魚群探知機の反応だ。メバルの群れはステルスペッパーのコールアップパワーにより、見事に水面直下５０ｃｍレンジ辺りにまで浮いてきていたのだった。

ダブルスイッシャープラグはアマゾンなどマッディウォーターなロケーションでも魚を惹き付けることで有名だが、まさしくメバリングにもそのパワーがモロに発揮されることが実証された夜となった。